宅建士試験の不合格と振り返り

2024年10月。宅建士の試験を受けました。

そして不合格でした。

合格できなかった原因を自分なりにまとめてみました。

目次

宅建士の試験とは

宅建という言葉を聞いた事がある人は多いと思います。

実際、アラフィフの私でも20代の頃からよく聞いていました。

でも不動産業でもない私は興味が全くありませんでした。

この資格、持っているとどうなるか。

  • 不動産業で役に立つ
  • 不動産関係の仕事の知識として役に立つ
  • 保有の資格が1つ増える

不動産業界で仕事をしたい方はこの資格はプラス要素です。

この資格がないとできない仕事があるからです。

また、その他の業種の方にも知識として役に立つ資格です。

職探しをしている方には履歴書の資格の欄に記入する事ができます。

逆に言えばたったそれだけかもしれません。

でもそんな宅建はとても人気です。その数なんと!

申込者数約30万人

受験者数約24万人!!(令和6年度)

6万人の方は申し込んだけど受験せず…の方です。

なのに合格できる人数は3~4万人。約15%~17%の合格率です。

今年、私はこの中に入る事ができませんでした。

私の勉強日記

2024年1月

2024年1月。

私は「宅建の合格」を2024年の目標の一つとしました。

そう決めたら、まずはテキストと問題集。

1月には購入していました。

10ヶ月もあるのだから合格できるはず!

そう思っていました。

2024年2月~6月

テキストを購入した時は少し勉強してみたものの、全く理解できない。

そのうち、「試験はまだまだ先」なんて思い全く勉強しなくなりました。

今年は自治会の役目がいくつかあったり、習い事の試験や他にも習い事を始めたり…と忙しい毎日を送っていました。

テキストはほぼ開く事なく毎日を過ごしました。

しかし6月に入り、気がかりだった家族の入院も終わり少し勉強しようかなという気持ちになりました。

2024年7月

7月は宅建の申込の月です。

私はどうしようか迷う事も無く申し込みました。

そして受験日までのスケジュールを立てました。

  • 一問一答(簡単な方)をテキストと共に1巡(7月上旬まで)
  • 一問一答(1000問)をテキストと共に1巡(7月中)
  • 一問一答(1000問)を再度1巡(8月1週目)
  • 弱いところを深掘り(8月2週目)
  • 一問一答(1000問)を1巡(8月中)
  • 過去問12年分を5巡(9月)
  • 直前予想問題集を購入し3巡

同時に勉強に時間を費やすようになりました。

テキストを読む事が超絶苦手な私の勉強方法はこんな感じでした。

一問一答の問題集を見て、その問題を答えながらテキストに記載されている所に線を引く。

その周辺に書かれている事も学ぶ。

民法・借地借家法・区分所有法・登記法の「権利関係」から始めました。

しかし、ここでかなり時間を使いました。

まず、何が書かれているのか言葉が分からない。

欺罔行為?責めに帰すべき事由?

普段聴き慣れない言葉がたくさん並ぶので、日本語なのに読むのに時間がかかるのです。

しかも読んでも意味が頭に入らないのです。

その度に意味を調べ、メモをして先に進みます。

しかも問題の内容が100%テキストに記載されている訳でもありません。

それをテキストに記入しながら1冊を終える頃には7月の終わりが近づいていました。

2024年8月

7月の終わりから2冊目の一問一答を始めました。

1冊目の問題はかなり簡単に書かれていた問題集でした。

2冊目は過去問からの一問一答。しかも1000問。

この2冊目を終わるのにも1ヶ月かかってしまいました。

2024年9月

2冊の問題集を1巡しただけではまだ、全く理解する事ができませんでした。

しかし9月になり、かなり焦りがでました。

でもがむしゃらに勉強しても頭に記憶される事はありませんでした。

テキストを見ても理解できないのでYoutubeは何度も観ました。

特に法令上の制限の部分(盛土規制法や国土利用計画法等)はYoutubeを何度も観ました。

2024年10月

あっという間に受験の月となりました。

趣味のゴルフも全部キャンセルし、家族にも迷惑をかけながら勉強しました。

7月に立てたスケジュールは一つも達成できず、SNSを見れば直前模試で40点獲ったとかみて一人で焦っていました。

焦りの方が大きく、気ぜわしくなり過去問をしても点が取れない状態でした。

更に以前は理解していた問題さえも間違えるようになりました。

受験はしましたが、やはり自己採点で不合格でした。

不合格になった3つの原因

勉強のスタートが遅かった

私が本格的に宅建の勉強を始めたのは6月下旬。

試験まで約4ヶ月。

4ヶ月もあればなんとかなるって軽い気持ちでいました。

しかし、問題を呼んでも頭に入らない。

他の方の宅建合格ブログを見てみました。

合格した多くの方が申し込み時点で38点(合格ライン付近)を取れるまで勉強されていました。

他の方がゴール付近なのに私はまだスタート地点。

県内トップの進学校に通っていた友達に話をしたら、一言「遅いよ」と言われてしまいました。

なんだか妙に納得です。

勉強方法が誤っていた

10年以上前に受けて合格したFP2級と3級。

私はこの時の記憶があり、1ヶ月前からでも大丈夫。過去問をしていれば大丈夫。

そんなことを思っていました。

FP2級(3級)の時は、過去問をしていたら何度も同じ問題が出てくるのでそこを対策していました。

しかし宅建ではその勉強方法が全く約に立ちませんでした。

出題範囲は広く、テキストや過去問から出題された事無い問題もたくさんあります。

過去問と同じだったとしても答えのアプローチが違うので理由がこうだからこの問題は〇!というプロセスが答えられないと正解にならないのです。

勉強時間が少なかった

宅建の独学の勉強時間と調べると300時間~500時間と書かれている事が多いです。

私の勉強時間は最初の2ヶ月間は1日1時間でした。

言葉が難しい → 意味を調べるためにスマホを手に → 気になる記事を見つける → 一応意味調べる → そのうち眠くなる…

という悪循環でした。

9月に入っても勉強時間が1日5時間になる事はなく、多くて3時間程度。

毎日勉強はしたけれど、結果に繋がる事はありませんでした。

最後の最後まで、分からない事はわからないままでした。

3ヶ月で合格できる人もいる

勉強時間が全てではありません。

実際に1ヶ月で合格できた!とか、前日に追い込んで合格できた!とか書かれたブログを見かける事もありました。

でもその知識、実際本当に不動産業で仕事しようとした時どうなんでしょう。

とあるYoutuberが動画の中で言っていました。

「いくら宅建士の資格を持っていても、知識のない宅建士なんていらない」

その資格を生かすためにはある程度、記憶の定着も必要なのではと思います。

2025年に再度チャレンジ

せっかく宅建の勉強をしたので2025年に再度チャレンジしたいと思っています。

それを実行するには

2025年7月の宅建試験申し込み時までに予想模試36点

これに達成できたら申し込みをしてその後3ヶ月で仕上げていきたいと思います。

2024年のテキストと問題集はどうする?

せっかく勉強した宅建のテキスト。

2025年度に法令等が変われば問題の答えは変わってしまいます。

処分するかどうするか。

宅建の資格のyoutuberは、1年前の物なら使っても大丈夫との事

私も近くなったら問題集は買い直すかもしれませんが、テキストはそのままかなと思います。

まずは、このまま勉強を継続します。

メルカリを見てみたら2024年のテキスト等がたくさん出ていました。

受験するかどうか分からない方にはメルカリ等で購入するのも良いですね!

2025年に宅建に挑戦される方。一緒に頑張りましょう!

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